【6月11日 AFP】2026年サッカーW杯北中米大会のアジア最終予選は5日、各地で最終戦が行われ、グループCではオーストラリアがサウジアラビアに2-1で勝利し、日本とともに本大会の出場権を獲得した。

5点差での敗戦を避ければグループ2位を守れるという圧倒的に有利な状況の中、敵地で3位サウジアラビアとの直接対決に臨んだオーストラリアは、序盤に先制を許したものの、前半終了間際にコナー・メトカーフの左足シュートで追いつくと、後半開始3分にはミッチェル・デュークのヘディングゴールで逆転した。

終盤には守護神マシュー・ライアンがサレム・アル・ダウサリのPKをセーブし、見事に勝利。オーストラリアはこれで6大会連続のW杯出場を決めた。

すでに本大会出場権を確保していたグループ首位の日本は、インドネシアに6-0で圧勝して最終戦を締めくくった。

この結果、グループCではサウジアラビアとインドネシアが、アジア・プレーオフ(4次予選)に回ることになった。

グループBでは、イラクがすでにW杯出場を決めているヨルダンに1-0で勝利し、グループ3位を確定させた。パレスチナ対オマーンの試合は、オマーンが後半アディショナルタイムにPKを決めて1-1でドロー。この結果、オマーンがグループ4位でプレーオフ進出を決めた。一方、パレスチナはW杯初出場の夢が目前で絶たれた。

同組では、前節に本大会出場を決めた韓国もクウェートに4-0で快勝し、ホームでの最終戦を白星で締めくくった。

10月に開催されるアジア・プレーオフでは、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、イラク、サウジアラビア、インドネシアの6チームが、3チームずつ2グループに分かれて対戦し、W杯の出場枠二つを争う。(c)AFP