【6月18日 AFP】米国の俳優で映画プロデューサーのトム・クルーズさん(62)に、2026年のアカデミー賞授賞式に先立ち、アカデミー名誉賞が授与される。米アカデミー協会が17日、発表した。クルーズさんがアカデミー賞を受賞するのはキャリア初。

クルーズさんは、プロデューサーとしても関わった作品を含め、アカデミー賞に4回ノミネートされ、アクション映画「ミッション:インポッシブル」および「トップガン」シリーズでの役柄で世界的な名声を得ているにもかかわらず、アカデミー賞の受賞歴はない。

アカデミー協会は、「トム・クルーズ氏の映画業界および劇場体験、そしてスタント業界への素晴らしい貢献に、誰もが影響を受けてきた」と評価。

「知名度と興行収入が最も高い俳優の一人」と称賛し、自身のスタントをすべてこなしている点についても言及した。

名誉賞の受賞者は他に、アカデミー賞授賞式の振り付けを7回担当し、1995年のロマンティックコメディー映画『彼と彼女の第2章』などを手掛けるなど、50年のキャリアを評価された振付師のデビー・アレン氏と、『マルコムX』や『ドゥ・ザ・ライト・シング』の美術を担当したウィン・トーマス氏。

また、人道活動を長年行ってきたカントリーシンガーのドリー・パートンさんには、ジーン・ハーショルト友愛賞が贈られる。

トロフィーは、11月に行われるアカデミーの第16回ガバナーズ賞授賞式で授与される。(c)AFP