グレタさん乗せた支援船、エジプト沖に到着 9日朝までにガザ到着の予定
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【6月8日 AFP】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんら12人を乗せた支援船がエジプト沖に到達し、パレスチナ自治区ガザ地区に近づいていると、主催者が7日に発表した。
イスラエルによるガザ封鎖に反対する国際的な活動家連合「フリーダム・フロティラ」のマドリーン号は、ガザに人道支援物資を届けるため、先週イタリアのシチリア島を出発した。
ドイツの人権活動家ヤセミン・アカー氏はAFPに「現在、エジプト沖を航行中だ」と語り、乗船している全員が無事だと報告した。
アカー氏によると、船は現在エジプトのアレクサンドリア海岸近くにあり、9日朝までにガザに到着する見込みだという。
マドリーン号の乗組員は航海中に複数のドローンを目撃した。
連合がソーシャルメディアに投稿した映像によると、3日夕方にギリシャ沿岸警備隊のドローンがマドリーン号の上空を飛行。その数時間後には、欧州連合(EU)圏の国境警備を担う欧州沿岸国境警備機関(フロンテックス)が運用しているとされるドローン2機が船に接近した。
5日早朝にもドローン1機を目撃した。
活動家たちは、乗組員は安全だと述べる一方、ドローンによる監視には威嚇の意図があるとの考えを示した。(c)AFP